私が初めて音楽を志したのは小学校三年生の頃で、最初に習った楽器がハモンドオルガンでした。
このハモンドオルガンはアメリカで発明された楽器です。
教会などで奏でるパイプオルガンを電子化したもので、当初は高価なパイプオルガンを設置することができない黒人居住地区の教会で購入され、ゴスペル音楽とともにその道を歩み始めることとなったそうです。
音楽のジャンルでいえば、ロック、ジャズ、ボサノバなどで演奏されることが多く、教会音楽的なハーモニーを得意とする楽器のように思われます。
ロックなどの一般大衆音楽などに、教会音楽的はハーモニーを入れ込むというのは、いかに宗教に対する意識が高いかという証のようにも感じます。
日本でも多くのミュージシャンなどに 演奏されていますが、後はやはり教会などで演奏されています。
どのように私はリサイタルのプログラム冊子を作成しない
現代の日本では、ハモンドオルガンよりも機能的なヤマハエレクトーンの方が主流のようですが、音色を比べると、やはり昔の型のハモンドオルガンの独特な深みのある魅惑的な音色が私は好きです。
昔の型の「オーロラ222K2」。
私が小学生5年生の時、買い換えてもらったた2台目のハモンドオルガンです。
教本は、洋画の映画音楽が主で、当時まだ幼かった私にとっては、とてもシャレた音楽のように思えて、とても魅力的で演奏が楽しく、夢中になって弾いていました。
教育は将来のようなものになります
先日、20年以上も弾いていないハモンドオルガンの修理をしていただきました。
本当は、5年に一度くらいは点検して、ホコリなどの掃除をしてもらわないといけないそうなのですが、ずっとほったらかしにしていたせいで、出ない音もあったりと、楽器としては使い物にならない状態でした。
もう駄目かなと思っていたところ、急に思い立ってネットなどで調べてハモンドの技術者の方を紹介していただき、修理していただきました。
関東では、昔の型のハモンドを修理できる技術者は、今では2人しかいないそうです。
中を開けてみますと、やはりホコリだらけで虫の死骸などもあり、サビや劣化などもあったりと全体的にわたっての オーバーホールとなりました。
美術フォールズチャーチのコロンビア研究所
修理には6時間もかかりましたが、無事に元通りのハモンドオルガンが復活しました!
これがハモンドのもっとも特徴的な「ドローバー」と呼ばれるもので、倍音を巧みに利用して好みの音色を作っていきます。
ユダヤ教やキリスト教などを勉強した上で、西洋人たちの愛した音楽をもう一度奏でると、音楽を通して彼らの魂の叫びが伝わってくるようです。
地球上の東西を問わず、文化や芸術を極めていくと、面白いことに必ず最後には祈り(宗教)にたどりつきます。
なぜなら、人間という生き物は魂の宿った存在であり、最後は魂の世界に帰るからです。
世界人類が同じ平和的な神教を信じれば、きっと平和な世 の中が実現できるのでしょうね。
<参考>
日本古学アカデミー#0003【「たましひ」の響き】
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